Sunday, September 26, 2010

迂回献金疑惑の会社

 また、同プラザは05年度に環境省から約9億円の交付金を得て建設する計画だったが、住民運動の影響などで交付金の決定が年度末までずれ込んだ。4市の複数の関係者は「決定がおりず、気をもんでいた。国の情報などで樽床先生に協力をいただいた」と話している。
 この2施設を巡り、周辺住民らは大気汚染の懸念があるとして04年に建設反対の8万人分の署名を集めて寝屋川市に提出。05年には実際に有害物質が排出されているとして操業差し止めなどを求めて大阪地裁に提訴した。湿疹(しっしん)や体の痛みなどの健康被害が出ていると訴え、1審は敗訴したが、現在も大阪高裁で争われている。
 ワ社は、樽床氏が代表を務める民主党大阪府第12区総支部に対し、01年に600万円、02年464万円、03年640万円を寄付し、04年には自動車無償提供として84万円、05年には同63万円を支出。会長は00~04年に各10万~550万円を寄付したが、05年の2000万円は突出していた。また、2社の寄付は05年の1回限りだった。
 リ社の社長は樽床氏との関係について「特段ない」とし、樽床氏の事務所は「(入札参加の認定を得るための)相談は受けていない。(交付金の決定を巡り)具体的な情報の提供を行ったことはない」と文書で回答した。

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